こんにちは、みみまるです。
今回は、
- 自動車整備士にはどうやってなるのか
- 自動車整備士の仕事ってどんな仕事なのか
- 自動車の知識がないけど、大丈夫なのか
こういう疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、経験年数10年以上の現役整備士をしています。
そんな僕が解説していきます。
自動車整備士になる方法
自動車の整備士になる方法は簡単です。
それは、大手自動車ディーラーなどの様な自動車の分解整備をしている会社に整備職として就職すれば自動車整備士です。
とはいえ、一般的に自動車整備士と言えば、整備士の資格を持っている人のことを言います。
ですが、その資格を取得する方法はあまり多くはありません。
なぜなら、整備士の資格は国家資格で、誰でも受験できるわけじゃないですし、試験自体も学科と実技の2種類あって結構難しいからです。
つまり、整備士になるには、整備士の資格試験を受験する資格を得なければなりません。
受験資格を得る方法は次の通りです。
専門学校に入学して二級の受験資格を得る
自動車整備の専門学校や養成学校で、授業や技術実習などの講習を受け、卒業すると実技試験が免除になり、学科試験の受験資格が得られます。
つまり卒業後、学科試験にさえ合格すれば二級整備士の資格を得られます。
とはいっても、学科試験も簡単ではありませんが、授業をしっかり受けていれば受かるはずです。
大手ディーラーへ就職希望だったら、二級整備資格は持ってから就職した方がいいです。
ここまで読んだ人の中には『なんだ、学校に行かなきゃ資格取れないのか』
と思われた人もいるかもしれませんが、安心してください、専門の学校に入学しなくても資格を取得する方法はあります。
実務経験を積み三級取得しゆくゆくは二級整備士の資格取得を目指す方法
高校を卒業して進学せずに就職する人や未経験業種の自動車整備業界への転職を考えている人はこっちの方法になります。
まず、三級の受験資格を得る条件は、認証工場や指定工場で実務経験を1年以上積むことで得られます。
そして三級に合格し、さらに3年以上の実務経験を積んでやっと二級の資格試験を受験することが出来るようになります。
なので専門学校を卒業した人より最短でも4年のハンデがあることになります。
注意してほしいのは、
認証工場や指定工場でなければいくら実務経験を積んでも受験資格が得られないので注意してください。
もちろん資格を持っていないからと言って整備士じゃないということはありませんし、なくても仕事には支障ありませんが、やるからにはしっかり資格取得していきましょう。
自動車整備士の仕事内容
仕事の内容は、三級整備士も二級整備士も変わりありません。
簡単に言えば、自動車整備士の仕事は、自動車に不具合がないか点検して、必要に応じて分解整備や各部の調整をしたり、車検整備やオイル交換などメンテナンスをする仕事です。
基本的には車の点検整備や分解整備や車検整備、時期によってはタイヤ交換、各部のオイル交換などがメインの業務になると思います。
職場によっては、板金塗装も業務に入っている場合もあると思います。
上記の様に整備士は、
- 車が走行出来るように維持する。
- 凹んでいる部分を元にもどす。
といった事がメインです。現状維持、極力元の状態に戻す事、それ以上は基本的にありません。
もしかしたらディーラーでは、新車の加工はあるかもわかりませんが、車が好きや興味があるといった人の中には、車のカスタムが好きだったり、興味があったりだとするなら、携わりたい仕事が、働こうとしている職場にあるかもしっかりチェックしておきましょう。
自動車の知識がなくても大丈夫な理由
自動車整備士になるのに知識がなくても問題ありません。
なぜなら最初はみんな初心者で、実務を経験すれば自然と知識がついていくものだからです。
僕も高校を卒業し、整備士として就職しました。
当時の僕は、車にあまり興味もなく、機械いじりが特に好きだったわけではないですが、整備士として現在も仕事をさせてもらっています。
もちろん、最初は何もわからない中、たくさん怒られたりもしましたが、今ではそれなりに仕事が好きになりました。
就職時に予備知識や資格などはあった方が、多少は有利だと思いますが、
実務に敵うものはありません。
最後に
自動車整備士になるのに年齢制限はありません。
大体の人は、車が好きだったり、興味があったり、とっかかりは人それぞれだとは思いますが、一番大事なのは、整備する車の運転者や同乗者、その周囲の歩行者などの命を守る仕事だと思っています。
整備士の仕事は、年齢制限がなく、経験と問わず、挑戦できる仕事ですので、興味があるのでしたら、ぜひ挑戦してみてください。
というわけで、以上になります。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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